感動&泣けるアニメおすすめランキングトップ10

事前にTwitterで行った調査と編集部のおすすめを含めて20作品以上のラインナップし、このなかから3つまでの作品を選択してもらった。アンケート結果の上位10位を紹介する。
回答者総数は約900人、男性が6割強と今回は男性の回答が目立った。また半数が10代の投票だった。

1位は「あの花」 中高生の青春を描いた作品が人気

アンケートの1位は、2011年に発表された『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』となった。監督・長井龍雪、脚本・岡田麿里、キャラクターデザイン・田中将賀のチームによって生み出された作品は、当時から泣ける作品との評価だったが、そうした評価はいまでも続いているようだ。
とりわけ今回の回答者の半数近くが投票し、他の作品を圧倒的に引き離した。まさに泣けるアニメの代表と言っていいだろう。本作のスタッフが再集結した『心が叫びたがってるんだ。』の公開が近いこと、ドラマ化の決定から知名度が高くなっていることも理由にありそうだ。

2位となったのは『四月は君の嘘』である。

こちらは音楽をテーマに中学生たちの心の動きが印象的な作品だ。テレビアニメは「月刊少年マガジン」(講談社)で連載されていた原作の完結に合わせて、ストーリーの終わりまでが描かれた。1位、2位の両作品が、いずれもフジテレビのアニメ放送枠「ノイタミナ」の作品というのも注目される。

3位には『CLANNAD』、Keyが制作したゲームを京都アニメーションがアニメ化した。

泣きゲー」と呼ばれるジャンルを確立させたKeyの作品でもとりわけ評価が高い。第1期、第2期を通してテレビアニメでは44話に渡って物語が描かれた。「AFTER STORY」で成長したキャラクターたちの姿やそのストーリーに涙する人も多い。

4位には『Angel Beats!』が登場、3位の『CLANNAD』のシナリオを手がけたKeyの麻枝准が原作を手がけている。

死後の世界の学園を舞台にした青春ドラマ。死後の世界であるため、通常なら死ぬような行動を取っても死ぬことはない。テストや球技大会・学食での食事などの日常的で平和な学園生活と、銃火器や刀剣を用いて天使と戦う非日常的な生活、そして登場人物の送った生前の理不尽な人生、この三者を柱にストーリーが展開される。

5位には『コードギアス反逆のルルーシュ』となった。


主人公であるルルーシュは、母の復讐と妹の未来のため、いかなる手段を使っても帝国への反逆を遂行する。これまでのアニメ作品ではあまり無い、主人公の立ち位置が悪役側となるアンチヒーローであり、その敵役となるのは「正しい力でもって中から帝国を変えたい」とブリタニア軍に所属する、ルルーシュの親友である枢木スザクである。 主人公と敵役の信念や戦い方がよくある物語の構造と逆転しており、悪役側に立つルルーシュ視点から世界を見ることで、単純な正義と悪の話ではないことが分かる。

6位には「けいおん!


けいおん!』(K-ON!)は、かきふらいによる日本の4コマ漫画作品、およびそれを原作としてメディアミックスで製作される作品群。部員0で廃部寸前の私立桜が丘女子高等学校(桜が丘高校)軽音部。唯、律、澪、紬の4人の生徒がバンドを組み、ゼロから部活動を行っていく。途中からは新入生の梓も加わり、5人となる。軽音部の結成から卒業までの3年間を描く。

7位には「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」


万博を訪れていた野原一家。到着の遅いひろしを待っていると、万博に突如怪獣が接近。「万博防衛隊」である野原一家はこれに対抗し、戦闘機で万博へ向かっていたひろしは巨大ヒーロー「ひろしSUN」に変身し怪獣に立ち向かう。
…という特撮ビデオを撮影していた野原一家。撮影も終了し「次は私の番」とみさえは胸を躍らせ、「魔法少女みさりん」に扮する。ビデオ撮影は「20世紀博」のアトラクションの一つであり、大人達は、子供の頃を懐かしむため20世紀博を満喫していた。

8位には「とらドラ!


父親譲りの目つきの鋭さのため、ヤンキーに見られてしまうことを気にしている高須竜児は、高校2年に進級し、以前から好意を寄せていた櫛枝実乃梨や、親友である北村祐作と同じクラスになることができた。一方で、新しいクラスメイトの間にはびこる「高須はヤンキー」という誤解を、また最初から解かねばならないことが憂鬱であったが、実乃梨の親友で誰彼かまわず噛み付く「手乗りタイガー」こと逢坂大河との出会いにより、意外に早くその誤解は解かれることとなる。
ストーリーは大きく分けて、出逢い、プール、夏休み、文化祭、クリスマス、スキー、バレンタインデーのエピソードから構成されていて、高校3年の新学期(アニメ版では卒業式)の日に大河が竜児の元に帰ってくるエピソードで終わりを迎える。

9位には「火垂るの墓


野坂は幼児期に生母と死別したのち、神戸で貿易商を営んでいた叔母夫婦の養子となったが、前述の神戸大空襲で住んでいた家は全焼。当時14歳だった野坂は1歳の義妹とともに西宮市満池谷町の親類宅に身を寄せたり、あるいはその近くのニテコ池の南側に広がる谷間に10ヶ所ほどあった防空壕で過ごすなどの経験を実際にしている。

10位には「一週間フレンズ」


高校生・長谷祐樹は、いつも一人きりでいるクラスメイトの藤宮香織と仲良くなりたいと思い、彼女に近づこうとする。しかし、彼女はそれを頑なに拒む。その理由は、「1週間で友達との記憶を無くしてしまう」からだった…。